■ - アイランド＠夫婦の「Ａｒｏｕｎｄ　Ｔｈｅ　Ｗｏｒｌｄ」

10/23

トルコでは昨日の夜でラマダン(断食月)が終わり、今日と明日はお祭り。
お祭りだから街全体が騒がしくなるのかと思っていたが、実際に外を歩いてみたら、ものすごく静か。
今まで道端で出会って話しをしてくれた人によると、何でもラマダンが終わると店を閉め仕事を休んで実家に戻る人が多いらしい。
そのせいか、道を歩いていると、シャッターが閉まっている店がとても多い。Openしているのは飲食店と売店くらい。街全体も人がまばら。
地元の人が帰省しているからか、普段よりも欧米人観光客の姿が目立っていた。
鬱陶しい（「ナカムラ！」「ニホンジンデスカ？」「ここ美味しいですよ」などの）しつこい勧誘がまったくなかったので歩きやすかった。
また昨日は雨が降ったからかもしれないが、人が少ないのも合わさって一気に秋めいた気がする。

今日の予定は、午前中にネットカフェに行き、午後はホテル近くの地下宮殿に行くことに。

私たちが、いつも行っているネットカフェの前に到着すると、シャッターが閉まっていた。まだ午前10時過ぎだったからOpen前？と思って立っていたら、その横の絨毯屋さんの兄ちゃんが出てきて「お祭りだから、ネットカフェは今日休みだよ」と…。
しょうがないから別の店を探そうかと思っていたら「暇なら店にお茶でも飲みに来ない？」と兄ちゃんが言ってくる。きっと何か買わされるのか？と疑いながらも何かあったら喧嘩して出ていけばいいや！と思い、暇だからノコノコとついて行く事に。

店の兄ちゃんがお茶（トルコ紅茶）を出してきてくれたら、＠妻は「睡眠薬が入っているかも…？！」
　…それは考えすぎでしょ。
二・三口飲んだ後に＠妻は「眠くならない…？」
　…そんな即効性のあるものじゃないよ…

店は広々としていて雰囲気は落ち着いている。店員は兄ちゃんの他には、もう一人いて、別のお客の相手をしていた。

兄ちゃんと「どこから来たの？」とか「ハネムーンでトルコに来たの？」とか何気ない会話（英語）で話していると、お客さんが来たため、そちらの接客に。
すると今まで別の客の相手をしていた阿部寛似の店員（社長）が私たちの相手に。
「おっ！いよいよこちらが本命か？」と思っていたら何でもない普通の会話。
話をしている内に、この人達は暇だったので茶飲み相手がほしかっただけだと言う事がわかった。
何でも、この社長さんのお兄さんは、日本人と結婚をして福岡県に７年くらい住んでいて、北九州市小倉に絨毯とキリムの店を開いているらしい。
また写真を見せてくれて、本人もお兄さんの仕事の手伝いで日本に来た事があるらしく、「水天宮が好かった」「紅葉饅頭が美味かった」などローカルな話をしてくれ盛り上がった。
そして、この社長さんは来年の１〜３月くらいまで、そのお兄さんを頼って福岡県に日本語を勉強しに行く予定だと。
私たちは長旅になるので何も買えないと話をしても誠心誠意対応してくれた方なので、ここは本当に信用の出来る店。

「ＴＵＬＩＰ　ＴＲＩＢＡＬ　ＧＡＬＬＥＲＹ」
Alemdar Mah. Divanyolu Cad. Divan Center
No:56/16-17 Sultanahmet – Istanbul – TURKEY
Tel:+90 212 526 89 01 Gsm:+90 536 381 63 08
e-mail: k_tuncay10@hotmail.com

ついでにお兄さんの九州のお店も。
「アート・チューリップ」
福岡県北九州市小倉南区下貫1-8-2-102
e-mail: k_aytac@hotmail.com

絨毯やキリムの他にもスカーフやハンドメイドのかわいい食器やバックなどもお手ごろ価格で売っていますので、ぜひトルコに来た際は足を運んでみてください。
私たちお勧めのお店です。

今まで信用の出来ないトルコ人ばかりに勧誘や話をされたり、ぼられたりして、あまりトルコのイメージが良くなかったが、この社長さんとの出会いには救われた気がする。
このように裏表なく接してくれる方がまだいるのだな〜とわかると、またトルコに来てとみたいと思う。

長くなりましたが、その後、地下宮殿に。

地下宮殿と聞いてはいたが、発見されるまでは貯水庫として使われていたらしく、あまり期待をしないで行ってみたが、地下へ降りて行くと、その壮大さと作りに圧巻！驚いてしまう！
水が滴り落ちていて、薄暗い空間をライトアップ！雰囲気も満点！あまりの感動に写真を撮りまくり！
画像ではわりにくいとは思いますが、雰囲気が少しでも伝わればと思います。